ひらめきを得るために。脳に無駄な負担をかけない工夫。

おはようございます。YOUです。
今日は、良いひらめきを得るための工夫について、脳科学的な見地から書いてみたいと思います。
皆さんは、ずっと考え続けていた難しいこと、なかなか答えがわからなかったことが、突然ひらめいた経験はありませんか?
それはどのようなときに起こったでしょうか?
机に向かって考えている時には、全然閃かなかったのに、布団に入った時や、風呂に入った時にひらめいたという経験も多いのではないでしょうか。
これは脳科学的にも言われていることですが、アルファ波が出ている時になんですね。
アルファ波は、リラックスをしている時に出る脳波です。
脳というのは、自分が意識しなくても常に活動を続けています。
眠っている時さえも。
最もエネルギーを消費している臓器です。
リラックスしている時は余計なところにエネルギーが使われないので、あなたの頭のなかの無意識というデータベースから、脳が自然に答えを見つけてきてくれるようです。
脳には検索機能があるのです。
そして、無意識のデータベースの容量は膨大なので、大抵のことはすでにあなたの頭の中に入っているのです。
普段なかなかアクセス出来ないだけなのです。
ところが、例えば、お風呂場が汚れていたり、部屋が散らかっていたりしたらどうなるでしょうか?
その分、脳には余計な情報が入ってしまいます。
そうすると、余計な情報の処理に少なからずエネルギーが使われてしまうので、リラックス状態になれなかったり、なったとしてもひらめく確率やひらめきのスケールが小さくなってしまっているかもしれませんね。
なので、良いひらめきを得たかったら、脳に無駄な負担をかけないようにしなければなりません。
- 部屋や水回りを綺麗に保つ。
- 机の上を綺麗にする。
そして、お勧めなのが、
- 普段見えないところの掃除をする。
映画監督の黒澤明は、映画のセットのタンスの中に、ちゃんと着物などを入れておいた(映画の中でそのタンスが開かれることは無いにもかかわらず)そうです。
役者の心に影響して、それが演技に出てしまうということなのでしょうね。
また、佐藤可士和さんのデザインは、究極まで余計なものをそぎ落としています。
一方、クレヨンしんちゃんの野原家のように、押入れに全部押し込んで見た目だけ部屋を綺麗にした場合はどうでしょう。
お客さんにバレるんじゃないかってそのことばかり気になって、全然集中できないと思います。
逆に、タンスや冷蔵庫の裏などのホコリを掃除した時って、見た目はあまり変わっていなくても、頭のなかが清々しく感じたりしませんか?
ちょっと話が違うかもしれませんが、ホテルのリッツ・カールトンでは、スタッフが水を飲むときには、休憩室などお客さんの目に触れないところであっても、ちゃんとコップに水を移してから飲むように教育されているそうです。
決してペットボトルでラッパ飲みはしない。
そういう行動(マインド)が、お客さんの前でも無意識のうちの行動となって現れる可能性もあるし、それが現れないまでも、空気が伝わるというのです。
風水やトイレの神様なども、おそらく科学的に言ったらこういう無意識の力による僅かな違いで説明がつくのではないかと思っています。
ぜひ、リラックスする時には、脳に無駄な負担をかけないように工夫してみてください。
そして、シナプソロジーでは、どんどん負荷をかけて、新たな回路を作りましょう。
回路が増えた分、リラックスした時の検索機能が早くなるかもしれませんよ。