【龍村式指ヨガ】手を使うことで人間の脳は発達した。

 

人類の祖先が二足歩行を始めた時、背骨でまっすぐ頭部を支えるようになったため、

脳が大きくなることができた考えられています。

 

その中でも、どこに関連する脳の部位が特に大きくなっているかご存じですか?

 

下の図は、カナダのペンフィールド(1891~1976)という脳外科医が作成した脳地図です。

人間の身体のさまざまな部位の機能が、

大脳のどこに対応しているかを表しています。

Homunculus-ja

 

 

出典:Wikipedia

 

手と顔に関係する部分が特に発達しているのが確認できると思います。

最初に二足歩行で手が自由に使えるようになったから脳が発達したのか、

脳が発達したから手や顔(言語)を使うようになったのか

(手や言語を使う個体(人)が環境的に有利だから淘汰されて生き残ったのか)

実は、はっきりとは解明されていません。

ただ、手を使うことで様々な刺激が脳に伝わって、大脳の発達を促し、

発達した大脳が、新たな道具を作り出す工夫や思考力を生み出すという

好循環で発達してきたと考えられます。

 

手は外部の脳

手は、脳への刺激をより強く与えられる場所ということになります。

認知症の予防などで、手を使った脳トレとても効果的だそうです。

特に、手に慣れないことをやらせると、より脳に強い刺激が加えられます。

(これはシナプソロジーとも通じるところです。)

利き手と反対の手で何かをやろうとするというのは、

とても脳が活性化しています。

現代の脳科学の実験では、ピアノを弾いたり、手の指を使う頻度を高めると、

脳内の手の関連部の細胞の血流量が10~15%以上アップすると言われています。

また、脳に疾患がある人は、手の動きが悪かったり、

手が硬かったりということもよくあるのですが、

そういう人達の手をほぐしていくと、 脳の緊張もほぐれ、

よく眠れるようになるなど、状態が改善していくことがあるそうです。

 

このように、手は大脳、特に新皮質(いわゆる人間の脳)と密接に関係していて、

心の活動とも深く関係していると考えられています。

 

指ヨガは手指の関連部位を刺激することで、全身で行うヨガに類似した効果を出して、

心身のアンバランスを修正し、エネルギーや気の流れをバランスよくして、

人間本来が持っている自然治癒力を高めようとするものです。

基本的に手だけで行いますので、好きなときに、好きな場所で、自分一人でも行うことができます。

 

関連部位相関図-スナップ

手と関連部位の相関図

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