あなたの強みと弱みを知りましょう(ストレングス・ファインダー)

 

ストレングス・ファインダーをご存知ですか?

 

アメリカのギャラップ社が開発した、あなたの強み・弱みをWeb上で診断するテストです。

ギャラップ社が、数万人の人を対象に、その人がなぜうまく才能を生かすことができているかということを調べるために、1人1人に備わっている「強みとしての資質」を調査し、特徴ごとにグルーピングしたものです。

そして、それが34種類に分類できるのだそうです。

 ストレングスファインダーがレポートする34の強みは以下のとおりです。

アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向

 この強みは、その人固有の思考・感情・行動パターンであり、どの順番で優位かは、人によって異なるのだそうです。

 詳しくはこちらを参考に。

 

特に、上位5つに出てくるのが、その人の才能であり、特に苦労すること無く活用できるものです。

逆に、下位のもの(弱み)というのは、克服しようにもなかなか克服できません。

 これらは、生まれつき備わっているもので、ほとんど変わることはないそうです。

 

ギャラップ社によると、次のように解説されています。

上位 ⇒ 意識しなくても使える、空気みたいなもの

中位 ⇒ 道具として意識をすればなんとか使える

下位 ⇒ 使おうとしても、使えない

 

つまり、自分の弱みを克服することに大変な労力をかけるよりは、強みを提供して貢献し、逆に弱みの部分は、それが得意な人に補ってもらう方がずっと効率もいいですね。

これをチーム編成に使っている企業もあるとか。

 

 次のどちらかの本を購入して、本に記載されている個別IDを入力することでインターネット上でテストが受けられます。

 

      

 

※古本だとすでにIDが使用されているので、たぶん受けられないと思いますので注意!

 

 

180問の質問に答えると、上位5つが出てきます。

本格的なテストに申しこめば、フルレポート(全34項目の順番が分かる)がもらえます。

 

ちなみに私は、次のような結果でした。

  1. 学習欲
  2. 内省
  3. 収集心
  4. 慎重さ
  5. 着想

 

レポートは次の通り。

学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

内省

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたの他の強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。内省という資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。この内省という資質により、あなたは実際に行っていることと頭の中で考えて検討したことと比べた時、若干不満を覚えるかもしれません。あるいはこの内省という資質は、その日の出来事や、予定している人との会話などといったような、より現実的な事柄に向かうかもしれません。それがどの方向にあなたを導くにしても、この頭の中でのやりとりはあなたの人生で変わらぬものの一つです。

着想

あなたは着想に魅力を感じます。では、着想とは何でしょうか? 着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。他の人たちはあなたのことを、創造的とか独創的とか、あるいは概念的とか、知的とさえ名付けるかもしれません。おそらく、どれもあてはまるかもしれません。どれもあてはまらないかもしれません。確実なのは、着想はあなたにとってスリルがあるということです。そしてほとんど毎日そうであれば、あなたは幸せなのです。

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

慎重さ

あなたは用心深く、決して油断しません。あなたは自分のことをあまり話しません。あなたは世の中が予測できない場所であることを知っています。すべてが秩序正しいように見えますが、表面下には数多くの危険が待ちかまえていることを感じ取っています。あなたはこれらの危険を否定するよりは、一つひとつを表面に引き出します。そうして、危険はひとつずつ特定され、評価され、最終的に減っていきます。いうなれば、あなたは毎日の生活を注意深く送る、かなりまじめな人です。例えば、何かが上手くいかない場合に備えて、あらかじめ計画を立てることを好みます。あなたは友人を慎重に選び、会話が個人的な話題になると、自分のことについては話しをせず、自分自身で考えることを好みます。誤解されないように、過度に誉めたり認めたりしないように気をつけます。人になかなか打ち解けないという理由で、あなたを嫌う人がいても気にしません。あなたにとって、人生は人気コンテストではないのです。人生は地雷原を歩くようなものです。そうすることを望むならば、他の人は用心せずにこの地雷原を駆け抜けるかもしれません。しかし、あなたは違う方法をとります。あなたは危険を明確にし、その危険が及ぼす影響を推し量り、それから慎重に一歩ずつ踏み出します。あなたは細心の注意を払って進みます。

 

これら上位のものというのは、特に意識しなくても自然に使える能力です。

 全順位を調べていないのですが、コミュニケーション、共感、指令性などは低いと思います。

 

 で、これはなんのためにあるかと言いますと、当然ですが人に優位性(序列)をつけるためものではありません。

 それぞれ得意とする資質が違うので、弱みは無理せず諦めて、自分の得意を活かすことで、ストレス無く活躍の場や機会が広がるということです。

 

今の仕事がどうも自分に合っていないと感じている人もいるかもしれません。

しかし、自分の特質(強み・弱み)を客観的に知ると、納得の出来る部分が見つかるのではないかと思います。

 

自分の資質に合わないから仕事を変える、という考え方もあるかもしれませんが、まずは「今の仕事の中で、自分の資質を活かせることはないか?」という視点で考えてみてはどうでしょうか?

同じ仕事でも、見方が変わったら、全然別のものになるかもしれませんよ。

 

営業の人で、トークが苦手だとします。

その場合、それを無理してみんながやっている方法をまねる大変な努力をよりも、自分の特徴・強みを活かす独自のやり方を考えた方が良いということです。

そうしたら、むしろ優位性が出てくるのではないでしょうか。

 

 

よろしければ、テストを受けて、自分の強みを客観的に知って、それを社会で活かすことを考えてみてはどうでしょうか?

 

 

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る